競泳の世界ではハイテク水着LZR RACERが話題だが、野球の世界でも脅威の新兵器が次々と開発され各社から発売されているのをご存知だろうか?それは、脅威のハイテクバットである。ミズノの新型ビヨンドマックスを筆頭に、ローリングスのH-Zone、ウィルソンのディマリニF2、ZETTのトリプルZ、PEVOLLなどなど、まさに草野球界のレーザーレーサーと呼ぶにふさわしい、新構造バットの跳びの秘密にせまってみた。
競泳の世界では英SPEEDO社の速すぎる水着、レーザー・レーサー(LZR RACER)が話題だが、あれはほとんどプロの世界の話。我々にはシロートにも使える脅威の跳ぶハイテクバット、ビヨンドマックスのなんと身近なことよ!まさに草野球のレーザー・レーサーだが、しかしあまりの性能に使用禁止の動きがあるのも同じ。価格が高いのも同じだなあ。
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ではどう言う部分がハイテクなのだろう。いままでの金属バットではあり得ない構造だが、ビヨンドマックスは芯の部分が手で触っただけで変形するほど柔らかい高反発素材で作られている。指で押すと数mmへこむ。中空ゴムで柔らかい軟式ボールは、バットがヒットした時に大きくひしゃげて変形するが、このため勢い良く遠くまで飛ばすことが難しい。そこでビヨンドマックスはバット側にも柔らかな素材を使い、ボールの変形を極力抑えることにより、反発係数を大きくして飛ばすという理論により開発されている。従来のバットより約8%も反発係数が高いというデータがあるが、そのかわりと言ってはなんだが、打球音が悪くなったようだ。カキーン!!という清々しさが、ボンという鈍い音になってしまうため、いささか気持ちが悪く、また外野手が打球判断を誤るケースが多々あるみたい。飛べば良いじゃないかといえば、そらそうですと言うしかないが。
ローリングス社の飛ぶバットはH-Zoneというシリーズだ。こちらは真芯を外してもポップフライにならずに高い弾道のライナーになるという優れもので、バットがボールと接触して変形するときに壁を作るので、前の方に打ち返せるというものだ。ビヨンドマックスに似ているが、押してもさほど凹まず、打球音も良い。
ウィルソン社のハイテク軟式金属バットはディマリニF2。これはハンドル部と打球部の素材を分けることで、バットにしなりを生み出すという発想。基本的にはゴルフのドライバーと同じで、シャフトをしならせてヘッドスピードを上げ、打球の飛距離を伸ばすのだ。バットカバーに「飛びすぎ注意」の文字が書かれている(笑)。
ゼットのハイテクバットの名はトリプルZ。トリプルのネーミングにあるように超々ジュラルミン+特殊ゴムスポンジ+ウレタンスポンジの3層構造になっている。後発製品だけに反発係数など、跳びのスペックはアップしている。高弾性ウレタンカーボンバットのREVOLLもある。
MIZUNOをはじめ各社は、さらに高性能を目指して開発合戦を繰り広げていて、構造や新素材への変更などがめまぐるしいが、高校野球では材質がカーボン製のビヨンドマックスやREVOLLの使用は禁止になっている。
まあヘボ打者でも打球が飛ぶのは気持ちいいことだろうが、そもそも野球をやる場所がどんどん少なくなり、野球人口もジリジリ減少している。高価なハイテクバットも、量産できないとなれば、ますます高価にならざるを得ないような今日この頃の草野球事情ではある。この際真剣に、中国・印度に野球を普及させるしかないぞ。
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パターンオーダーサポーター