最近脚光を浴びて来ている電動カート。高齢化社会でシルバー、シニア世代の行動範囲を確保してくれるエコで便利な乗り物だ。しかしその操作性や乗り心地、性能や価格、また走行の規制などはどうなっているのだろう。環境にやさしいバッテリーカー、電動カートについて知っておきましょう。
急ぎさえしなければ、こんなにエコで楽ちんな乗り物はない。クルマよりよほど小回りが利き、運転は簡単。免許もヘルメットも車庫証明も車検も不要。排気ガスもゼロ。地球温暖化と高齢化社会問題の昨今、若者もみんなで乗ろう、電動カート!
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電動カートといってもゴルフ場で活躍しているクルマではなく、いわゆるシルバーや身体障害者向けの電動車椅子のカテゴリーに入るクルマのことだ。高齢化が進む日本では、老人の足代わりとしてこれからどんどう増えてゆくであろうエコで便利な乗り物だが、その性能や乗り心地、コストパフォーマンスや公道走行の規制についてなどは、あまり一般に知られていない。というわけで、どんな乗り物なのか調べてみた。
基本的には電動車椅子のひとつのカタチといえるもので、全長が1100mm、幅650mm程度。重さは約100kg。動力となるのはモーターで24〜36V。現状一回の充電で、およそ25km程度走行可能だ。気になるスピードは時速6kmでリミッターが付いている。価格は25〜30万円程度が相場である。
乗る人は基本的に老人や身障者などの「介護が必要な人」として開発・設計されているが、もちろん健常で元気な人が乗っても構わない。クルマのような車検制度や登録制度はなく、現金で購入するか、介護保険を利用しての購入も可能。レンタルやリースの事業をする企業も増えて来ている。
日本では、スズキがシェアナンバー1で「セニアカー」はスズキの商標。他にもクボタ、ホンダ、セリオ、カワムラなどが製造・販売中。
では、電動カートの乗り心地はどうだろう? 走行レーンは当然歩道だ。最高速は6km/h。バックの速度は2km/hくらいで、登坂能力は10度。サスペンション付きのパンクレスタイヤは80mmくらいの段差を乗り越える。溝の通過幅は120mmくらいはオーケー。最初鵜か移転半径は1450mm。トルクもあり結構パワフルに走る。
操作・運転は超簡単。アクセルレバーを握れば前進。離すとブレーキ。前後進の切り替えはスイッチで。
●元気な人も乗ってよし!:実際には要介護3度くらいの人が使用している。
●車庫証明や駐車場は不要:とはいえ保管場所は必要ですが。
●ヘルメット、運転免許は不要:電動カートはバイクではありません。
●3輪タイプと4輪タイプがある:小回りなら3輪。安定性は4輪。サス付きもある。
●故障は?:やはりバッテリーの消耗とトラブルがウイークポイント。
主な製品
セニアカーETシリーズ/タウンカート(スズキ)、モンパルMLシリーズ(ホンダ)、ラクロード/EV21シリーズ(クボタ)、ゴーゴー(米プライド社)など。