環境問題が深刻化している昨今、個人でも家庭用風力発電機を設置する人が増えています。現在では学校教材用や自作用の風力発電キットをはじめ、住宅用の小型機や、ソーラー(太陽光発電)とプロペラ(風力発電)のハイブリッド発電機などが多数のメーカーから発売されています。最新の家庭用風力発電機の種類や構造、発電性能(出力)や価格などを調べてみました。
風力発電は、風力エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できるものもあり、比較的効率の良い発電システムだといえます。風車にはプロペラ型の水平軸型と垂直軸型の2つに大別され、垂直軸型は風向き制御を必要としません。垂直軸型には、ダリウス型風車、直線翼垂直軸型風車、サボニウス型風車などのタイプがあります。
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地球環境問題を真剣にとらえ、個人でも環境にやさしい取り組みを試みる人が増えています。家庭でできる自然のエネルギーを使った発電には、太陽光発電や風力発電がありますが、日本では、年間を通じて風向きや風量が一定に得られる地域が少ないことから風力発電の導入が遅れていました。しかし環境問題の意識の高まりとともに、最近になって徐々に導入が進み、大型風車と小型風車の設置台数は急激に増加の方向を示すようになってきました。
風力発電のしくみは、まずプロペラで受けた風で発電機を回して交流の電気を発生させます。これを整流器(ダイオードなど)を通して直流電流に変換し、その直流電流を蓄電池(バッテリー)に溜め、インバータを介して交流100Vに再変換し、家庭用電源として使います。自宅の屋根やベランダなどで発電した電気を、実際に家電などに使おうとする場合は、200W以上の出力のものが必要で、風が弱い住宅地などに設置する場合は、ソーラー(太陽光発電)と風力発電のハイブリッドシステムの発電機にしたほうが実用的です。
ゼファーのアウルECO-10ZXPでは、静音設計の風力発電機とソーラーパネル、バッテリーパック、インバーター、発電量モニタ、設置用タワーがセットになっており、マニュアルをみながら自分で組み立てて設置できる。一日の発電量は平均で300Whくらいが目安。ちなみにノートパソコンの消費電力を30Wとすると、10時間稼働させることができます。
市販されている、主な家庭用小型風力発電機を紹介します。
●ゼファー/アウルECO-10ZXP(出力400W)47万2500円
風力・ソーラーハイブリッドシステム/風車直径1.17m・3枚翼、パワーアシスト機能付きで無風でも発電が可能。強風時オートストップ機能付き。フルセット。
●ニッコー/NWG-200(出力200W)40万円
風力・ソーラーハイブリッドシステム/風車直径95cm・5枚翼、風速2.5mから発電が可能。バッテリー、インバーター、コントローラーのセット。
●松村機械製作所/NWG-N50(出力130W)オープン価格(実勢価格23万円弱)
風車直径95cm・5枚翼、風速2.5mから発電が可能。コントローラー、バッテリー、支柱別売。
●LVM/エアロゼン2(出力20W)10万5000円
イギリス製/風車直径58cm・5枚翼、風速2.5mから発電可能。対塩害加工。バッテリー支柱別売。
●マーレック/ルトランドWG503(出力20W)9万5000円
イギリス製/風車直径51cm・6枚翼、風速2.2mから発電可能。バッテリー、支柱別売。
●ノースパワー/NP-103(出力2.4W)1万290円
教材用キット/風車直径57cm・3枚翼、改造自由度大。支柱、支柱取付用スリーブ、蓄電池、オプション部品別売。