Pacemaker/Tonium

ポケットサイズのディスクジョッキーシステムという全く新しい発想のデジタル音楽機器。“心臓用”ではありませんのでご注意を。楽曲を自由自在に操るタッチパッドを搭載している。スウェーデン製。実勢価格は90000円弱。

Pacemaker(ペースメーカー)は新しい音楽文化の核となるか。

 Pacemaker(ペースメーカー)という名の、全く新しくて面白いスウェーデン製の音楽デバイスが登場した。メーカーはTonium(トニウム)社製で、世界初のポケットサイズの(プロ)DJシステムだという。さて、一体どういうデジタル機器なのだろう。大きさはPSP程度のコンパクトなポケットサイズ。一台の中から独立した2チャンネルの音源を同時再生してミックスできる。

 120GBのHDDを搭載しており、記憶したデジタル音源をソースとして使用できるので、当然アナログ盤やCDを持ち歩く必要はない。ヘッドホンジャックとLINE OUTジャックを搭載、スピーカーにオーディオケーブルを繋げば、その場をすぐにDJブース化してしまうという優れもの。USB2.0での外部出力端子を持ち、PCとも接続可能。

 タッチパッドを使って、ループ、キュー、エフェクト効果、クロスフェーダ、ピッチ・ベンドコントロールなどのDJプレイが『アナログのターンテーブル感覚』で行えるというから驚きだ。また専用の編集ソフトウエアを利用すれば、PCへのファイル転送も簡単。工夫次第でさまざまなミックスの可能性が生まれそうだ。イコライザーもGain、Treble(高音)、Mid(中音)、Bass(低音)の振幅をそれぞれ調整可能となっている。

 また英語版の音楽コミュニティ、“Pacemaker.net”があり、作成したミックスを個人ページにアップしたり、メンバーの人々とコミュニケーションをして楽しむ事が可能。


コンパクト・ポケットサイズなのに本格的なDJ操作が可能な『Pacemaker』。

 Pacemaker(ペースメーカー)はターンテーブルばかりか、ミキサーの機能とをあわせてポケットサイズで一つになったうえ、インターネットともシームレスに繋がることが新しい音楽文化を想像してゆく可能性は大きい。DJにとっても、120GBのHDDにWAVで約4000曲を収録できるのは非常に強み。アナログ板や大量のCDの持ち歩きは不要。試聴も出来る。

 またPacemaker(ペースメーカー)を使ってDJのその場の雰囲気を配信することも可能だ。CDJやターンテーブルを複数台揃えるだけで数十万円もかかるところなのに、Pacemakerなら安価で楽しめて持ち運びも断然楽ちん。指先の操作で2つのチャンネルのミックスが本格的に楽しめるので、練習のモチベーションが上がることも請け合いだ。

 スペックを簡単に紹介しておくと、対応OSはMac:Mac OS 10.4.4 以降(Intel CPU)。Windows:Windows XP Home(32bit)またはProfessional(32bit) / Vista(32bit)
いずれもUSB2.0ポートが必須。初回モデルのハードディスク容量は120GB。フォーマットは、MP3、WAV、AACなどに対応している。カラーディスプレイも搭載し、音楽再生時間は18時間でDJプレイモードでは5時間。