クルトガ(KURUTOGA)はシャープペンシルの芯先に自動芯回転機構「クルトガエンジン」を搭載した、三菱鉛筆のハイテクシャープペンシル。書き続けているうちに芯が偏減りして文字の太さが変わる欠点を、芯をすこしずつ回転させることで解決。また芯が折れにくくなった。ユニ クルトガには、芯の直径0.5mmと0.3mmのタイプがある。
シャープペンシル(シャーペン)は和製英語。米語ではメカニカルペンシルという。もとはといえば現シャープの前身、早川金属工業の創業者が1915年に早川式繰出鉛筆を発案、その後シャープペンシルと呼んだのが名前の由来。
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三菱鉛筆のシャープペンシル、ユニ・クルトガはクルトガエンジンと名付けられた自動芯回転機構を搭載して、芯先の偏減りを解消した人気のハイテクステーショナリーだ。その仕組みは芯と連結した円筒状の部品に40個の歯車状のギザギザをつけ、芯が筆記面に当たると筆圧で円筒状の部品が0.3mm上昇して時計回りに回転。部品に接続されている芯も同時に回転する仕組み。一画書き終えて芯が筆記面から離れると、バネにより部品が下に動き、歯車の作用で再び時計回りに回転する。そのようにして一画書くごとに筒状の部品の歯車は9度回転し、40回繰り返すと芯は一周、芯先をまんべんなく削ってゆくというわけだ。
では芯が回転するとどういうメリットがあるのだろう。まずは文字を書き続けていても、いつまでも一定の細くかつ濃い描線が保てること。芯の同じ部分が常に筆記面を斜めに擦っていると、芯の直径全部の大きな楕円面となり線が太ってきてしまうが、芯が回転することにより、芯中央を頂点とした円錐状の芯先が保たれるので。太さが変わらない。
三菱のエンジンといえば「誉」や「栄」なんかを連想してしまうし、上下(左右)の運動を回転運動に変える機構といえば、蒸気機関車のシリンダーと動輪の関係も同じだし…(笑)てな冗談はさておき、このユニークな芯が回転する仕組み「クルトガエンジン」は、特許出願中だそう。
ギミックがいたって好きな筆者なのだが、クルトガを使ってみた感想を少し。偏減り解消のメリットが感じられるのは、あるていど連続した文章を書かないと実感できないが、いつもならば線が太くなってきて文字がつぶれる頃合になっても、まだ文字は一定の細さを保っていた。 もっとも最近はキーボードでの入力がほとんどで、長文をペンや鉛筆で書くということがまずなく、使ってもメモ帳に走り書きをする程度なので、あまり活躍の場はなさそうだ。
また反面こんな不具合も。芯先が斜めにならないので、鋭く削れた先を使った細い線が書けなくなった。折角ペンを回転させたり持ち替える必要がなくなったのに、芯を繰り出すときには結局ペンを持ち直さなければならない。このイラツキが倍増。次はクルトガエンジンに芯繰り出し機構を合体させてもらいたい。しかし総括しての書き心地は上々。回転しているメカが透明部材を通して目で楽しめるのが愉しい。強いて言えばもう少し太いグリップのが欲しいけど…
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